ブルドーザーの特徴

高価買取が期待できるブルドーザー

ブルドーザーは可動式のブレード(排土板)で土砂を押し出したり、掻き出したりするための重機です。
悪路で大きな量の土砂を慣らす際に使われる事が多く、キャタピラーの大型タイプのものが主流になります。

排土版については、建設現場では必ずあると言われているショベルカー(ユンボ)に付いている事も多く、ちょっとした土砂を押し出すくらいであれば、ブルドーザーがなくても対応できます。
そのため、市街地や中小規模の現場ではブルドーザーが登場することは少なく、地方の竹林を伐採するような開発や大きな現場など国内で使われる場面は限られていて、大規模な建設業者しかブルドーザーを持っていません。
用途の都合上で、先進国よりも発展途上国での需要が高いのが特徴です。

ちなみに初めて開発されたブルドーザーは車輪タイプでしたが、その後不整地での使い勝手の良さからキャタピラーを採用される事が一般的になりました。
現在では、キャタピラータイプがブルドーザー車輪タイプがホイルローダーと区別されています。

ここではブルドーザーについて解説しています。

ブルドーザーの評価

参入メーカー数
耐久性
買取相場

ブルドーザーに強いメーカー

ブルドーザーを作っているのは、国内最大手で世界2位のコマツと、世界最大手で国内2位(集計年度によっては3位)のキャタピラー社(CAT)の2社のみです。
この2社で世界シェアのほとんどを占めています。

ブルドーザーに強いメーカー

どちらも世界トップブランドのメーカーで信頼性は高く、ライバルがお互いに高い競争意識を持っているので、性能やコストパフォーマンスに大きな差はありません。

買取相場

国内での需要が少ないのに対して、発展途上国を中心に輸出需要が非常に高く、モデルを問わず高価買取が期待できます。
CATとコマツによる買取相場の差はそれほどありませんが、全体的にはコマツの方が人気が高い地域(発展途上国)が多いので高く売れやすいです。

国内需要は低いので、高年式・低稼働の好条件が揃っていると、逆に買い手が少なく新車価格に対しての買取相場が安くなってしまいます。
古くなるほど、高い水準で買取基準額の底打ちが期待できます。
売られるブルドーザーの多くは、些細な不具合が多発しているなど、要整備状態になるまで使い込まれているものが多いです。

世界中で稼働中のブルドーザー