故障車・不動車でも大丈夫!
重機は故障や不動車・傷だらけなどの悪い条件が揃っていても高額買取が可能です。
もちろん、どんな重機も無条件で高く売れる訳ではありませんが、重機ならではの査定基準があります。
売却にあたり、状態が悪いといった不安材料がある重機でも高額査定の可能性があるので、諦めずに適正価格で買取してくれる優良業者を見つけましょう。
故障・不動車でも高く売れるの?
重機は見栄えや現在の不具合はあまり関係なく、とにかく実用性を重視されます。
故障車や不動車の場合は、必要な修理箇所の状況によって査定価格が変わってきます。
使用していく中で傷がついたり、ぶつけて凹みがあったりしても、支障なく使える範囲であればほとんど査定減点はありません。
高く売れる故障と安くなってしまう故障
重機の故障は大きく分類すると、軽整備で直る故障と、大掛かりな部品交換や修理が必要な故障、そして視感的な故障の3種類があります。
軽整備で直る故障とは、駆動部からのオイル漏れなどパッキンやシールで直る故障や、エンジン周りの簡単な整備やバッテリー交換等で直る故障の事ですが、不動車の殆どはこのような軽整備で再度動くようになる事が多いです。
大掛かりな修理の事例を挙げますと、キャタピラ交換が必要だったり、オーバーホールが必要なエンジン不調などがあり、これら大規模修理は当然査定減点は大きくなりますが、重機はタフな環境で長年使えるような耐久性に強い構造になっているため、大掛かりな部品交換や修理が必要な故障は重機の不具合の中では実は少ない事例といえます。
一番懸念しないといけないのが視感的な故障で、例えば、連結部の主要なパーツにヒビが入ったり、エンジンオイルのタンク周辺にヒビが入ってオイル漏れを起こしたりしてるケースなどです。
このような故障自体はすぐに直るものなので問題無いのですが、これらの故障の多くは使用者がパテ埋めや溶接などで自ら修復してある事が多く、故障が再発しやすいという傾向にあり、再発と同時にヒビが広がって修復不可能な状態に悪化する可能性があります。
重機はトン単位の負荷がかかる作業を行うので、溶接やパテ埋めなどの補修では完璧に対応しきれないケースが多く、こうした不具合があれば、査定減点も大きくなります。
どんな重機でも0円査定になることは少ない
手押しで使う重機など、軽量コンパクトな物は例外になりますが、重量が数トン単位になる一般的な重機はどんな不具合や故障があっても価値がなくなる事はありません。
まずは重機は鉄としての資源価値があります。エンジンが焼け付いて駆動部も全てオイル漏れしているような使い物にならない重機でも外人バイヤーや輸出業者、スクラップ業者などがそれなりのお金で買う需要があるのです。
ただ、重機が鉄として資源化のためにスクラップになるケースは非常に少ないです。
エンジンが焼け付いているケースでは、その他の部品をバラして売ったり、エンジンを載せ替えて再販します。
完全に修理できないものでも、とりあえず動くようになれば、ごまかしながら使おうとする需要もあり商品車としての買取が可能になります。
買取業者は不具合を見極めるプロ
不動車の重機の場合、不具合の原因が分からないと大幅な査定減点になると懸念する方が多いですが、買取業者は中古重機のプロです。
出張査定時には、バッテリーをかけるブースターなど最低限の装備を持参しています。
また、セルモーターを回したり、駆動部を動かした時の異音などから不具合の箇所を推測できるノウハウを持っています。
そのため、腕が良い査定士に見てもらえば、故障や不動の状態のままでも適切な必要修理を見極めて適正価格で買取してくれます。