近年増加する悪徳業者
重機買取ビジネスは、ニッチな業界でありながら需要次第では高く売却する事が可能なため、高い利益率が狙えるビジネスです。
近年はインターネットの普及で買取エリアを広げて豊富な実績を誇る優良業者が増えてきましたが、一昔前は地域密着型業者や看板を出して店舗運営していない業者が、ぼったくり価格で買取をするのが当たり前でした。
現在もネットやスマホが普及したとはいえ、重機を売却するオーナーや経営者は、ネットでイチイチ調べない性分の方が多く、あからさまな悪質業者にひっかかってしまうケースが全国で相次いでいます。
軽い気持ちで新規参入する小規模業者が多く、利益のを重視した悪質業者や海外需要に詳しくない業者が多いのがこの業界の現状です。
こういった業者は、利幅を減らした高額査定を安定的に行うことができません。
悪質な重機買取業者とは
悪質といっても、複数の種類があります。
よくある悪質業者の事例を紹介すると
不当に安い価格で買取をする
買取額を払ってくれない
業者都合でキャンセルをする
悪質業者の多くは外人か個人事業主もしくは小規模業者です。
買取業者を名乗るものから名刺を受け取ったら、所在地情報をGoogleストリートビューやGoogleアースで確認してみると良いでしょう。
綺麗なショールームがなくても、重機を扱うにふさわしい土地をもっていればまだ信頼できる余地はあります。
しかし、個人宅やマンションの一室、はたまた架空の住所を表記しているケースもあるので注意しましょう。
ネットで調べて実績がある業者ではない場合、最低でも現金買取の条件以外には応じないようにすれば、買取額を払ってくれないトラブルは回避できます。
業者都合のキャンセルによるトラブル
悪質業者が、難癖をつけるなどして不当に安い価格で買取するのは簡単に理解できると思います。
重機は買取相場を把握していないオーナーが多いので、複数社の査定見積もりを取らないと悪質業者にひっかかるリスクが高くなります。
重機の売却トラブルで多いのが、業者都合によるキャンセルです。
重機は店頭販売しても、すぐに買い手がみつかる事は少なく、大きな販売会社でないと自社で多くの在庫を抱えることは難しいです。
そのため小規模業者は国内外から、あらかじめ買い手を見つけて、そのオーダーにそって買取交渉をしてくるケースがあります。
最初は安い査定価格を出して、そのあとに買取業者から連絡が入り大幅に条件アップすることがあれば、転売先の見込みが出来た可能性が高いです。
このように、あらかじめ買い手を見つけてから買取をすれば在庫回転率が高く、資金力がない弱小業者でもしっかりとした利益をあげることができます。
しかし、話をしていた買い手が買う見込みがなくなったり値下げ交渉してくると、業者の都合でキャンセルしたり、理由を付けてもっと安く買取をしようとしてきます。
このように、悪質業者によるトラブルは重機ならではの事例があることも覚えておくとよいでしょう。