中古重機を購入する際のチェックポイント
重機を売却し、かつ中古重機を新たに購入しようとしている方(代替え)をご検討中の方は、中古重機選びも慎重に行いましょう。
重機は高価で中古の需要が高いですが、粗悪品にあたると購入後に莫大な維持費や修理費用がかかる事がありますので、中古重機購入の確認ポイントを事前にチェックしましょう。
アワーメーターは少ないほど良い
重機のアワーメーターは少ないほどオススメ度が高いです。
アワーメーターは車でいう走行距離(メーター)のようなもので、稼働時間が少ないと、それだけ状態が良いと判断できます。
一般乗用車の場合は走行距離が少なくても経年数が長いと状態が悪いと判断されますが、重機の場合は経年数より稼働時間での判断が大きいため、放置時間が長くても状態が良いと判断されるケースもあり、さらにアワーメーターが少なければ、この先も長く使える重機だと期待出来ます。
ただし、アワーメーターが全てではなく使用用途と整備状況についてもしっかり確認しておく必要があり、特に海沿いの現場で使われていた場合などの塩害には注意しなければなりません。
駆動部や鉄部のサビの状態が経年数やアワーメーターと比較して適切な範囲内かを確認し、定期的に点検整備をしているか整備履歴を予め確認しましょう。
また、上場企業やその地域で評判が良い業者の会社名が入っている重機は信頼性が高いというのも中古重機業界の特徴です。
会社名が残っていると旧使用者がどこなのか、どのように使用していたかが分かりますので、使用状況を確認する上で非常に大きな判断材料となるからです。
そのため、会社名の信頼性が高い重機はあえてそれを残して店頭販売している事が多く、逆に会社名を消してある場合は、あまり良い業者が使っていなかった懸念があります。
もし会社名等が消されてしまっていた場合、販売業者にどこの業者が使っていたか、使用状況を予め確認すると良いでしょう。
一流ブランドはリセールバリューが高い
中古の重機では人気のメーカーや機種と不人気メーカー品で価格帯が大きく変わってきます。
一流ブランドは、中古でも信頼性が高く故障が少ないですが、中古相場が高いという特徴があります。
人気が低い機種は状態が良くても割安なので、あえてこうした人気が薄い所を狙おうとする方がいます。
しかし、一流ブランドは購入価格が高くても売却時のリセールバリューも高いメリットがあります。
また、乗り潰すつもりで長く乗ろうとすると、信頼性が低いメーカーや機種は購入時の状態が良くても長持ちしない事が多いです。
つまり、購入価格が高くても一流ブランドはリセールバリューやその後の使用期間を考えればお得感が高くオススメできます。