買取業者に重機を売却するまでの流れ

全体の流れは次のようになります。

重機の売却の流れ

重機売却査定の流れ

実際に売却する場合のポイントをまとめました。

出張査定は完全無料

重機を売る時は業者を置き場に呼んで査定をしてもらう流れになります。
買取業者に問い合わせをすれば、メーカーやアワーメーター、大きな不具合の有無によって概算査定を提示されます。
最終買取額は現車査定が必須ですが、こうした出張査定も含めて完全無料で対応してもらえます。
すぐに売る予定がなくても、将来の設備投資計画のために相場を知っておきたいという目的でも気軽に相談するとよいでしょう。
買取業者も重機の代替は大きな買い物であることを理解しているので、すぐ売るか決めていないという客に対しては過剰な営業行為はしてきません。

価格交渉で買取額が大きく変わる

重機は「もっと高くならないか?」の一声で簡単に数十万円~数百万円単位で条件がアップすることがあります。
できれば複数の業者で競合させると大幅な条件アップが見込めます。

交渉成立したら契約を行う

重機は商品によっては数百万円~数千万円の取引になるので、しっかりした契約書の取り交わしを行います。
査定の時点で車体番号のチェック等は行いますが、万が一買取後に盗難された物だと判明した場合は契約を無効にするなど、常識的な特約が織り込まれています。
金額が大きい場合は、代表の免許証のコピーや会社の登記情報の確認を求められる場合もあります。

ナンバーが無い重機は書類不要

重機の多くは車に積載して現場に移動しています。
ナンバーを取得して公道を自走して移動できる一部の大型重機を除いて、必要書類は業者が用意する契約書や誓約書程度で特別に売却者が揃えるものはありません。
ナンバーを取得している重機の場合は、車と同様に名義人の印鑑証明の提出と委任状・譲渡証への実印の捺印が必要です。
名義変更手続きは当然業者が全て代行してくれます。

6重機の売却時に必要な書類と契約書の注意点

基本的には即日引取りはしない

重機の多くはトラックに積載して運搬します。
大型重機の場合は専用の積載トレーラーが無いと運搬できない場合があります。
こうした事情もあり買取業者は査定の際、乗用車で移動を行い、商談が成立した場合に後日陸送の手配を行います。

業者によって自社で引取りに来る場合もあれば、運搬を外注するケースもあります。
ギリギリまで重機を使用したい場合など、売却時期の要望があれば柔軟に対応してくれます。

重機は車のように、月が変わるだけで相場落ちをするような事はありません。
受け渡しは数ヶ月先の条件でおおよその金額をまとめて契約してしまうケースもあります。
重機売却時の受け渡しは希望条件通りに対応してもらえる事を覚えておきましょう。
大型重機の場合も、引取り時の運搬費用は全て買取額に含まれていて、売主が負担する必要は一切ありません。

買取額は振込による支払いが主流

重機は金額が大きいため、現金でのやり取りではなく、金融機関に履歴を残す振込での取引が一般的です。
受け渡し日から数営業日以内に契約した買取額が指定口座に振込まれる流れです。
すぐにお金が必要な場合は事前に相談しておきましょう。

外人バイヤーに直接売るなど、売却先の信頼性に不安がある場合はなるべく受け渡し時の現金払いをしてもらうように交渉しておきましょう。
ローン残債が残っている場合や、リースアップによるリース業者以外への売却の場合は、事前に相談すれば買取額から残債の支払いを代行してもらう事もできます。

重機売却査定のポイント