ヤンマーの特徴
ヤンマーといえば、トラクターなどの農業器具や船舶関連のメーカーとしての知名度が高いですが、建設機械も多彩な商品を自社開発して製造販売しています。
重機メーカーとしての実績は低いですが、もともとディーゼルエンジンや使い勝手の良い車体を作るのが得意だったメーカーだけあって、商品開発力は高いです。
発電機においては、多数の大手他社にエンジンを供給していて、自社開発エンジンで発電機を販売している数少ないメーカーでもあります。
建機の分野では特出して強い商品はなく、農業機械を通じて太い顧客が多いことから、農家向けのミニショベルや小型発電機の人気が高いです。
ショベルカーのほかにもホイールローダー、キャリア、発電機を手がけていますが、根本的に大型重機の取り扱いがなく、小型タイプを専門にしています。
近年の新製品情報を見ても、超小型油圧ショベルを開発するなど、大型重機に強い大手に対抗するのではなく、他社が弱い分野の穴埋めをするような戦略です。
重機メーカーとしては、最前線をいくブランドではないかもしれないですが、ヤンマー自体はほかの分野での実績が大きく、エンジン・車体ともに信頼性は高いです。
重機メーカーとしての評価
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買取相場 |
買取相場
全体的に重機の買取相場はコマツなどの大手に比べると低いです。
もともとリセールバリューが高い大型重機のラインナップ自体が少ない事が要因していますが、現行モデルはどれも信頼性が高いです。
特にミニショベルは他社製品に比べてもコンパクトで使い勝手が良いと評判です。
割安な中古を求めている方は、信頼性と耐久性が高いので狙い目のメーカーだと言えます。
ただ、重機のブランド力という面では弱いので、売却時は高値が付きづらい事を理解して検討しましょう。
付き合いや、近くに販売店・サービス拠点がある場合を除いて新車購入の選択肢にヤンマーを入れない企業が多く、新車・中古ともに流通量自体が少ないです。
ラインナップの中では発電機が大手メーカーへのエンジン供給の実績もあることから、中古市場で高く評価されています。