日立建機の特徴
日立建機は日立製作所が手がけていた建設機部門を1969年に分社化して誕生した日立ブランドの建設機メーカーです。
主力商品は油圧ショベルで、特に大型ユンボは高い人気を誇っています。
日立といえば油圧ショベルというイメージが強いですが、中型ショベルについてはクボタとOEMによって供受給しています。
建設機メーカーとしては、国内では2013年ではコマツに次ぐ2位で、CATと壮絶な国内2番手争いをしており、世界で見てもCAT、コマツに次ぐ3番手で日本を代表する建設機メーカーだと評価できます。
油圧ショベル以外にも、ホイルローダーやロードローラーを手がけていますが、国内シェアはコマツなどの大手に大きく出遅れています。
いわば、大型ショベル一本でここまでの地位を築いた大手の中では特殊な要素もあるメーカーだと言えます。
メーカー直営で販売店やレンタル事業も幅広く手がけていて、商品の品質の高さはもちろん、長年築いてきた顧客との信頼関係やアフターケアの評判の良さも同社の強みです。
90年代後半以降は積極的にグローバル展開を進めていて、ここ20年ではもっとも成長率が高い国産重機メーカーです。
もともと大型ショベルは海外からの人気が高かったですが、新車の海外展開を強化した事で日立建機製品全般の海外輸出需要が高まってきています。
重機メーカーとしての評価
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買取相場 |
買取相場
紹介している通り、油圧ショベル系は中古市場でも人気が高く、大型ショベルは国内外から高い需要を誇っています。
現行モデルはもちろん、古い型落ちモデルでも驚くような高値で取引されています。
油圧ショベル以外については、現状国内需要が高いため、低稼働、高年式のものであれば機種を問わず買取相場が高いです。
しかし、国内需要が少ない低年式の重機では、コマツやCATのようなブランドに比べて買取相場に割安感が出てきます。
近年では、海外展開に力を入れている事や、ハイブリッドのホイルローダーなど新製品の評判も良いので、全般的に中古相場が上昇していく見込みがあります。
ただし、現時点で高値が付きにくい型落ちモデルについては時間の経過とともにさらに価値が下がっていく傾向にありますので、売却は早めに検討すると良いでしょう。